「体でいちばんヤセたいところ」で常に上位に挙がるのが「お腹のぜい肉」です。

お腹につく皮下脂肪は、いわば“いざというときの食糧”。食べ物が手に入らないときのために、エネルギー源として溜めているもの。そのため、ダイエットしても、お腹がやせるのは最後になるとされています。
がんばって食事制限や運動をしてもヤセにくいため挫折しがちで、気になる脂肪を抱えたままもう何年もたっている…という方も多いのでは。
そこでご紹介するのが、お腹に直接働きかけて、集中的にヤセさせるメソッド。その名も「脂肪もみもみ」ダイエットです。
もむだけだから簡単に続く
このメソッドを提唱するのは、美容家の吉丸美枝子さん。自身も69歳にしてウエストはくびれ、バストやヒップはしっかり出ている驚異のメリハリボディを30年以上キープしています。
「続けられないものはダメ」と断言する吉丸さんだけに、その方法はとても簡単。余分な脂肪をよ~くもんで、押し流すだけです。
「脂肪はもむと柔らかくなり、燃えやすくなります。また、押し流すことで移動するので、バストやヒップトップに持っていけば、美しいプロポーションを作れますよ。私自身、バストがAカップからHカップになりました」と吉丸さん。
テレビを見ているときなど、手があいていたら、すぐもむ。これだけでOKだから簡単に続けられます。しかもお腹の脂肪をお尻に移動させて、ヒップアップの効果もあるんです!
脂肪もみもみのやり方
1.脂肪をタテにつかんでもむ
お腹の肉を両手のひらでタテにつかんでもむ。「下腹」「おへそ周り」「ウエスト」の3つの部位に分けて、各10秒ずつもみもみする。お腹は横につかむと筋肉を傷めるので、必ずタテにつかんでもんで。

2.脂肪をヒップに移動する
お腹の中心に手のひらを当て、脂肪を脇腹へ押し流す。そのまま手をヒップに向かってなで下し、脂肪を移動させる。これを10回行う。

【脂肪もみもみのポイント】
・脂肪は指でつまむのではなく、手のひらでしっかりとわしづかみに。脂肪がよく燃えて移動しやすくなります。
・お腹の肉がつかみにくい人は、仰向けで行いましょう。お腹の肉をつかみやすくなります。

※無理のない範囲で行い、動作を行って痛みが生じた場合にはすぐに中止してください。
やせ効果をもっと上げる3つの心得
吉丸さんによると、次の3つを行うことで、よりダイエット効果が上がるのだそう。
1.イメージする
体には脳のイメージをコピーする力があるので、理想の体型を具体的にイメージすること。吉丸さんはいつも頭の中に「マリリン・モンロー」を思い描いているそう。

2.思い込みを捨てて信じる
過去の失敗から「ムリかも…」と思ってはダメ。イメージした理想の体型に「必ずなる!」と成功を信じることで、美ボディが実現します。
3.毎日続ける
3日坊主では永遠にやせられません。「1分でいいから、毎日続けてください。必ず効果が出ます」と吉丸さん。美しい体はケアを続けることで手に入り、キープできるのです。
さっそく今日からお腹をもみもみ!夏にはスッキリお腹で水着を楽しみましょう。
(企画編集/からだにいいこと)
この記事の監修者

- 吉丸 美枝子さん
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- 36歳で美容家を目指し、52歳で独自の美容法を確立。その驚異的な若さが注目を集めた、元祖・美魔女。自らのメソッドを全国で指導している。