カラダを創る自然の恵み / セラミド 成分情報

セラミド成分詳細情報

セラミド成分詳細情報 メインイメージ こんにゃく芋

セラミドの構造式

セラミドは、長鎖塩基であるスフィンゴシンのアミノ基に長鎖脂肪酸が酸アミド結合したものの総称である。こんにゃく芋由来グルコシルセラミドは下記のような構造をしており、グルコシルセラミドを経口摂取すると、小腸から吸収されてリンパ、血液を通して皮膚に到達し、角層のセラミド量が増加することが報告されている。角層セラミドを増加させる活性本体は、代謝されて生じるスフィンゴイド塩基であると考えられている。

グルコシルセラミドの構造の図

原料のこんにゃく芋って

  • ・こんにゃく芋は、サトイモ科の多年生植物で、原産地はインドシナ半島と言われ、日本への渡来説はまちまちだが、仏教の伝来とともに、千年以上も前に渡来したとの説もある。またこんにゃくが多くの庶民に食され始めたのが栽培も生産も安定してきた江戸時代。室町から精進料理として使われていたといわれている。現在では、中国や台湾など一部の国を除いて、こんにゃくを食べているのは日本人だけと言っても過言ではなく、日本固有の伝統食品である。
  • ・こんにゃくは古来より日本人が食用としてきた素材であり安全性は高いと考えられるが、大量に毎日食べる習慣はない。スーパーで売られている生芋こんにゃくを原料とした玉製こんにゃくからグルコシルセラミドを1日600μg(効果を感じ始められる量)をとろうとすると220g程度のこんにゃくを食べる計算となる。おおよそ200~300gが1パックで売られているので、毎日1パックを食べ続けなければならない。

セラミドの分解経路

ヒトの角質層のセラミドは、現在少なくとも3種類の生合成経路が確認されている。

その代表的な経路が、セリン+バルミトイルCoA→セリンバルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)を介してdenovo合成される経路である。SPTにより合成された3ーケトスフィンガニンは還元され,アミノ基のアシル化などを経てセラミドが合成される。

合成されたセラミドは、さらにグルコーストランスフェラーゼにより,グルコシルセラミドになり、スフィンゴミェリンシンターゼによりスフィンゴミェリンに変換される。これらのスフィンゴ脂質は、表皮の有棘層,顆粒層に多く存在し,グルコセレプロシダーゼやスフィンゴミェリナーゼの作用により、角質層でセラミドを生成する。

アンケート結果

アレルギー科の専門医下、アトピー性皮膚炎への効果について検証しました。

軽微~中度のアトピー性皮膚炎の患者14名に対し、こんにゃくセラミド粉末タイプ60㎎/日(セラミド成分1.8㎎/日含有)を8週間摂食し、経皮水分蒸散量などの測定と肌状態に関するアンケートを行った。
アンケートの結果、
「肌のうるおい」について「改善・やや改善」が100%
「肌の張り」について「改善・やや改善」が77%で、ともに「やや悪化・悪化」は0%であった。
さらに医師の所見でも、14名中10名にアトピー性皮膚炎症状の改善が見られ、症状の悪化は見られなかった。

患者さんからも「化粧ののりが良くなってきた」「肌状態はゆっくりではあるが改善してきた」「薬を塗ったときの湿疹部分の回復が早くなった」「薬の使用量が減った」とのコメントがあり、アトピー性皮膚炎治療の補完として有効であることがわかった。

治療と合わせて検証したため、症状の改善は必ずしもセラミドだけの効果ではないと考えられますが、高い割合でアトピー性皮膚炎の症状改善が実感できるようである。

アレルギー物質の侵入を防ぐ報告

こんにゃくセラAミド継続摂取による非特異的IgE濃度の推移

IgE抗体とは食品やダニ、花粉などのアレルゲンが体内に侵入することにより起こるI型アレルギーであり、IgE値が高いほどアレルギーが重いことを示めす。

5名の被験者がこんにゃくセラミド1200μgを8週間にわたり継続摂取したところ、5名すべてのIgE値が低下傾向にあることを示した。セラミドの摂取により皮膚などバリア機能が向上した結果、アレルゲン物質が体内に取り込まれにくくなったと考えられる。

この記事の監修者

会員制人間ドック「カルナ・メドサロン」橋弥 尚孝院長
会員制人間ドック「カルナ・メドサロン」橋弥 尚孝院長
  • ・大阪大学医学部卒業
  • ・大阪大学 特任准教授
  • ・日本抗加齢医学会 評議員
  • ・脳心血管抗加齢研究会 評議員

参考文献

  • 「コンニャクセラミド配合飲料の皮膚状態改善効果」 内山太郎 応用薬理, 75(1/2), 1-6, 2008
  • 原文+「コンニャクセラミド配合飲料の皮膚状態改善効果」 内山太郎 応用薬理, 75(1/2), 1-6, 2008
  • 「セラミドのアトピー性皮膚炎への効果の検証」 ユニチカ(株)岩田健 Food style 21 vol.9, No.9, 2009
  • あとぴナビメディカルニュース こんにゃくセラミド継続摂取による非特異的IgE濃度の推移
  • Lipids in Health and Disease 2012,11:108 Shirakura et al
  • J. Invest. Dermatol., 1991 Apr;96(4):523-6
    Decreased level of ceramides in stratum corneum of atopic dermatitis: an etiologic factor in atopic dry skin?
    Imokawa G1, Abe A, Jin K, Higaki Y, Kawashima M, Hidano A.
  • J. Invest. Dermatol., 92, 2, 251-257 (1989)
    Molecular models of the intercellular lipid lamellae in mammalian stratum corneum
    Donald C. Swartzendruber, Ph.D., Philip W. Wertz, Ph.D., David J. Kitko, Ph.D., Kathi C. Madison, M.D., Donald T. Downing, Ph.D.